彼氏or彼女や親友に連帯保証人を頼んでもいい?

彼氏or彼女や親友に連帯保証人を頼んでもいい?基本的には、「親兄弟もしくは三親等以内のご親族で、且つ、安定した収入を得ている方」を連帯保証人としていただくようお願いしています。これはおそらく多くの物件に共通していると思います。

でも、30も過ぎてくると、両親ともリタイアして年金暮らしをしているなんてことが少なくないですよね(うちはこのタイプ)。こういう場合は連帯保証人として認められないことが多いです。

それから、借主と連帯保証人がご夫婦であるなど、生計を共にしている関係の場合もまた認められないことがあるそう。

そんなときは保証人不要プランを利用していただくのが最近のスタンダード。むしろ連帯保証人ではなく保証人不要システムを利用必須としているところが増えてるかもしれませんね。

ところで、そもそもこの「連帯保証人」ってどういうものなんでしょうか?その責任の範囲は?

不動産の賃貸借契約における「連帯保証人」、連帯保証人になると普通の「保証人」よりも重い責任を負うことになるんです。

例えば賃料の未払いが生じたとき、ふつう大家さん(債権者)は、借主(主たる債務者)に対して支払い要求(債務の返済要求)をすることになりますが、連帯保証人がいる場合、最初から(借主に支払要求をする前から)連帯保証人に支払い要求することが可能なんです。

「そんなの先ず借主本人に言ってよ」って思いますよね。

でも、もしも自分が「連帯保証人」になっていたら、この主張が出来ません。主張する権利がないんです。だから、大家さん(債権者)に「連帯保証人のあなたが未払い賃料を払ってよね」と債務の返済要求をされたら拒めない、とうことになります。

これが普通の「保証人」であった場合には、「先に借主に支払要求して下さい」と言う権利が認められています。(『催告の抗弁権』)

更に、大家さんが債務の返済(未払賃料の支払いなど)を要求してきたとき、もしもあなたが「連帯保証人」であった場合には、たとえ借主本人に要求された支払いが出来るだけの資財があるとわかっても、「借主の資産から返済を受けて下さい」と言う権利が、またもありません。借主本人に返済能力があるのを知っていながら、大家さんに債務の返済を要求されたら拒めないのです。

この場合も普通の「保証人」であれば、借主本人に返済できるだけの資産があると証明できれば、そこから返済を受けて下さいと言う権利があるのです。(『検索の抗弁権』)

そしてまた、この「連帯保証人」の責任の範囲は未払い賃料だけにとどまりません。水道代や光熱費、お部屋の修繕(損害賠償責任)などに至るまで。

しかも、保証人が他に何人いようとも、連帯保証人の場合には債務の全額返済を要求されれば拒めないのです。

つまり、連帯保証人は借主と全く同じ責任を負うものなんです。

なんだか脅しているような空気になってしまいましたが、ちゃんと知っておいてほしいと思います。

友達や恋人に連帯保証人になってもらったのち、疎遠になったから「もう関係ない」とはいかないんです。

いつか誰かに頼まれたら思い出して下さい。頼む前に何をお願いすることになるのか、覚えておいて下さい。

親でも子でも兄弟でもない誰かの連帯保証人なんて、なることも、なってもらうことも、簡単にすべからず!です。

 

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