楽器可物件ってどんな楽器でもOKなの?

楽器可物件ってどんな楽器でもOKなの?

Q 楽器可物件ってどんな楽器でも持ち込んでいいのでしょうか?

A 特に指定がなければアップライトピアノ可と考えてください。
でも、必ず不動産業者を通して確認してくださいね。

楽器可物件とは、楽器の持ち込みあるいは演奏することを許されているお部屋のこと。
とはいえ、何でも持ち込んでいいという訳ではないんですよ。

よく目にするのは「アップライト可グランド不可」の但し書き。
アップライトピアノはよくてグランドピアノは何故ダメなのか。

その理由を調べてみました。

車やトラックなど、人や荷物が載せられるものには積載重量・最大積載重量といって載せられる重さが決まってますよね。

それと同じく、建物にも「載せられる重さ」の基準があるんです。

建築基準法では、住宅居室の床の積載荷重180kg/㎡を最小値として定め、
居室の床の積載荷重はこの数字に床面積を乗じて計算できる、としています。

※住宅居室の床は、人や荷物・家具を1平方メートルあたり約180kg以上載せることができるように設計されている!

これは例えば、1メートル四方に大人約3人以上、
10帖の広さの部屋であれば、大人約50人分もの重さにも耐えられる設計になっているということ。

じゃあ、ピアノはどれくらい重いのか?

アップライトピアノの重量は200~270kgほどあり、家庭用は大体240kg。
グランドピアノは300~500kgの大物で、家庭用でも360kgほどだとか。

確かにかなりの重量物ではありますが、いけるんじゃない?って気になってしまいます。
ですが、もうひとつ考慮しなければならない点があるんです。

それは、ピアノの脚では荷重が分散されず集中してしまうこと。

ふつう4本脚のアップライトピアノは、背面のほうが比重が重く、後ろの2脚で2/3の重量を支えているんだそう。
240kgのアップライトピアノだすると、後ろ側の1脚におよそ80kgがかかっている計算です。これであればまず許容範囲内。下敷きなどするとベター。

続いてグランドピアノはどうなのか。
360kgの大きな体を3脚で支えているのだから1点につき平均120kgの計算。
グランドピアノも基準に照らし問題ないように見えますが、1脚にかかる負担が均一でないということもあり、大丈夫!と太鼓判は押せないところなんです。

集中的に過重な負担が建物にかかると、やはりなんの影響もないとはいえません。

そんなこんなでグランドピアノと一緒に暮らせるお部屋にはなかなかめぐり会えないんです。

いろいろ調べ始めたら深みにドツボにハマリまくり、書き始めてから既に2週間・・・
理解できた範囲でお話しさせて頂きました。

この他の楽器、たとえばヴァイオリンとかドラムなどは、私たち不動産業者を通してご相談ください。楽器可物件の大家さんには理解の深い方も多く、OKしていただけることも少なくありませんので。

※なお、楽器可物件であっても、すべてが防音仕様になっているとは限りません。
また演奏可能時間に制限が設けられていることもありますのでご注意を。

東京360blog

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